Q.三回忌法要に呼ばれたけど、どうすればいいの?

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故人を想い、お墓や仏壇のお参りや掃除をして過ごすのじゃ!

A.故人を偲ぶ気持ちを大切に、しっかり準備をして参列するのじゃ!

一周忌の次に行われる「三回忌」。
2年目なのにどうして三回忌?だなんて思ってるそこのキミ!
今回はその意味や、参列するときに気をつけることを説明しよう。

「三回忌」の由来や意味

仏教では「数え」で法要の年数を計算するのじゃ。
したがって亡くなった年は1年とカウントするから、
満2年は「三回忌」というのじゃぞ。

人が亡くなったばかりの葬儀や一周忌くらいの時期までは、
法要にも気持ちが入るものじゃ。
しかし、どうしても1年以上年月が経過すると、
故人への想いや記憶は風化してきてしまうのう。

三回忌をはじめとした法要は、そんな風化しかけている
故人との生前の思い出を蘇らせ、皆で偲ぶことができる大切な機会なのじゃ。
故人を供養するために、法要の意味を
しっかり理解して参列するのがいいのう。

三回忌法要で気をつけること

一周忌と違い、三回忌に出席するときの服装は、必ずしも喪服でなくてもよい場合がある。
案内状に「平服でお越しください」との旨を記載されていることもあるぞ。

ただし、「平服」を普段着と勘違いしてはならん。
黒やグレー、濃紺といったダーク系の色味(無地)で派手なデザインは避けるのじゃ。
また、持ち物は一周忌と同じく「供物料(+お供え物)」と「数珠」じゃな。
ちなみに供物料を入れる不祝儀袋は、
三回忌以降は「青白または黄白の水引」となるので要注意じゃ。

また、三回忌の供物料の相場はこのくらいじゃ。
●親族や近親者
1〜3万円(お斎もある場合2〜5万円)
●知人や友人の場合
5,000円〜1万円(お斎もある場合1〜3万円)

基本マナーに気をつけるのじゃ

いかがじゃったかのう?
三回忌はなかなか招かれる機会が少ないから
ついつい準備で慌てたりすることもあるじゃろう。
そうならんよう基本のマナーをおさえて、
落ち着いた気持ちで、故人を偲ぶための時間を過ごして欲しいものじゃ。