Q.家族の命日は、どのように過ごせばいいの?

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故人を想い、お墓や仏壇のお参りや掃除をして過ごすのじゃ!

A.故人を想い、お墓や仏壇のお参りや掃除をして過ごすのじゃ!

大切な人が亡くなった日である命日。
「毎年、故人のために何かしたいけれど、どうしていいかわからない」
という人もおるかもしれんのう。
今回は命日の過ごし方についてお話しよう。

まず、命日には2種類あるぞ

命日と聞くと、毎年くるものと思っているかもしれんが
年に一度の命日は「祥月命日(しょうつきめいにち)」というものじゃ。

実はその他に
「月命日(つきめいにち)」という命日もあるぞ。
それぞれ詳しくは、次のようなものじゃ。

●祥月命日
毎年の、故人が亡くなった月日と同月同日のことじゃ。
亡くなってから1年目が一周忌、2年目が三周忌などと続き
7年目や13年目は特に重要とされておるぞ。

●月命日
毎月の、故人が亡くなった日と同日のことじゃ。
特に儀式など決められているわけではないが
心に留めておくべき日じゃろう。

命日は故人に感謝し、お参りや供養をして過ごすのじゃ

毎年の祥月命日と毎月の月命日。
どちらの命日も故人の供養をして過ごすものじゃ。

祥月命日も月命日も
お墓やお仏壇に参って掃除をしたり
故人が好きだった食べ物や飲み物、花などを供えたりして
思い出を振り返える時間を取ると良いじゃろう。

特に祥月命日は
家族・親族で集まり、顔を合わせて話をする機会にしてはどうじゃろう?
家族が団欒している姿を見れば、ご先祖様も安心するはずじゃ。

毎日忙しいとなかなか親族が集まることはないかもしれんが
命日に皆で揃って、お仏壇の前でお線香を灯し
供養できると良いのう。

大切なのは心の在り方じゃ

「命日の過ごし方、わかってもらえたかのう?
毎月また毎年、故人のことを懐かしみ
ご先祖様に心を通わす時間が
自分を振り返ったり、家族を大切にすることに繋がるじゃろう。
その心を持って、毎日の生活をがんばっていきたいのう。