Q. 墓石には自由に文字やイラストを刻印できるの?

TOP > お墓参りの困った! > 第29回 お墓の文字

 かまわぬぞ。愛着のわくお墓をつくるのじゃ。

A. かまわぬぞ。愛着のわくお墓をつくるのじゃ。

暮石に刻印されている文字やマーク。
よく見るのは家紋や家名、「南無阿弥陀仏」などの唱えじゃが、その他にもある程度自由に選べるぞ。
どんな言葉とともに眠りたいか、考えてみるのじゃ。

好きな言葉や句、絵柄を組み合わせるのじゃ

最近では、故人の好きなフレーズや家族へ向けた想いなどを込めた言葉・文字などを選ぶ場合が多いぞ。
家訓のように大切にしている言葉や、家族皆が好きなモチーフはあるかのう。
その他にも、花柄や波などの模様と組み合わせることもできるぞ!

書体や彫り方も工夫するのじゃ!

彫刻できる文字の内容について説明をしたが、 浅く掘るか深く掘るかなど彫り方でも雰囲気が大きくかわるじゃろう。
また書体もかっちりした「楷書」や曲線的な「行書」など組み合わせは無限大じゃ。
家族みんなでどんなお墓がいいか話し合うのも楽しそうじゃのう。

また、故人本人や家族が書いた文字そのままをお墓に彫刻できる所もあるぞ!
主に筆で書いた手書き文字を整えて、彫り込んでくれるのじゃ。

一筆入魂でしたためた文字のお墓であれば、 もっとお墓に愛着も増し心を込めてお参りができるじゃろう。

お墓の彫刻には注意することがいくつかあるぞ

お墓の彫刻はある程度自由がきくが、いくつか注意する点があるので、 気をつけるのじゃ!

●好きな言葉を入れられるのは正面のみじゃ
お墓には、それぞれの面で入れる内容が決まっておる。
表面には家名や題目、好きな言葉側面には、戒名と没年月日裏面には、建立者名を記載するのが標準じゃ。
どの面にでも好きな言葉を入れられるわけではないので気をつけるのじゃ。

●一度刻むと消すことができんぞ
当たり前じゃが、お墓の文字は一度彫り込むと消すことができぬ。
自分の代だけでなく、先祖代々続いていくものじゃ。子どもや親戚としっかり話し合って決めてくれのう。

建てた後には、家族に見守られ続けるお墓。
そこに刻む文字は、時代にとらわれず想いのこもったものにし、何世代も先の祖先へ受け継げると思うと感動的じゃのう。
しっかり考えて、こだわりのものにするのじゃ。

お墓のデザインは自由ですが、ちゃんと作ってあげましょう。