何で葬式は白黒なんだろう?

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日本古来の文化と西欧文化のこらぼれーしょんじゃ!

A.日本古来の文化と西欧文化のこらぼれーしょんじゃ!

現代では、葬式や通夜など弔事の色というと、白と黒二色のイメージが強いが、古くは「清い」ことを意味する白が用いられておった
昔は黒は高貴な色とされ、喪服に黒を着るのは一部の上流階級の人に限られていた時代もあったが、黒を弔事の色とする西欧文化を取り入れたことから、徐々に黒い喪服が一般的に着られるようになったのじゃ。

葬式や通夜を訪れると目にする白と黒といえば、縦縞の幕が思い浮かぶのう。
あれを鯨幕というのじゃが、その名のとおり鯨の背中の黒い部分と、腹の白い部分から連想されて鯨の名前が使われるようになったといわれておる。

もちろん、白と黒しか身につけてはいけないわけではないぞ。
基本的にはグレーや濃紺など地味な色を選んでおくとよいが、袱紗やハンカチなど色のついた持ち物もあるじゃろう。派手な色柄のものでなければOK!